5分で分かる『仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか』

キャリア・スキル
  • 毎日頑張っているのに、気づけば残業が増えるばかり
  • 上司がなかなかつかまらなくて仕事が進まない
  • エクセルやパワポは正直苦手

こんな悩みを抱えている人、多いんじゃないでしょうか?

そんなあなたにおすすめしたいのが、木部智之さんの『仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか』です。本書は、外資系プロジェクト・マネージャーである著者が、自分の経験から得た75のコツを紹介しています。

仕事の効率を高め、無理なく成果を出すための具体的なアドバイスがたっぷり詰まっています。


仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか?
ちょび
ちょび

この記事では、本書を5分でサクッと解説します!

各章の概要

第1章: 仕事の速さは始める「前」に決まる

仕事を始める前の準備がとても大切です。例えば、「どの作業が一番時間がかかるか」をあらかじめ見極めておくことで、効率よく進めるための計画を立てることができます。

また、一度やった仕事を次にもっと効率的にこなせるように仕組みを整えておくことも重要です。たとえ1人で行う作業でも、必ず期限を決めることでダラダラしないようにできます。

第2章: 「作業のスピード」は習慣化で速くなる

毎日の小さな決断を減らすことも、効率化の一歩です。例えば「服選びに迷わない」ようにするだけでも、朝の時間を節約できます。

また、メールは「1回しか読まない」と決めることで、無駄な時間を省くことができます。資料作成においては手書きを活用することで、考えを整理しながら作業を進める方法も紹介されています。

第3章: 「チームのスピード」は仕組みで速くなる

チーム全体のスピードを上げるためには、仕組み作りが大切です。上司がつかまらないときの対策や、会議で「持ち帰り」を減らす工夫など、具体的なヒントがたくさん載っています。

また、文章よりも図解を活用することで、誤解を減らし、正確に伝えることができるといったアドバイスもありました。

第4章: 「ない時間」をひねり出す

「時間が足りない!」と感じる方にとって、自分の日々の仕事から「犠牲にできる部分」を見極めることが鍵です。

また、自分だけの「シェルター」を確保して集中できる環境を作ることで、仕事の質をグッと高めることができます。

第5章: 「思考のスピード」は型で速くなる

仕事の速さは、思考の「型」を使うことで向上します。

「タテ」「ヨコ」の質問を使って短時間で結論にたどり着くフレームワークや、ゼロから考えるのではなく「型」にはめて思考の無駄をなくす方法も紹介されています。

感想

私が特に気に入ったのは、「タスクを始める前の準備でスピードが決まる」という部分です。準備に手間をかけることで、後の作業が驚くほどスムーズに進むことを再確認しました。

また、「100点を目指さずに80点で仕上げる」という考え方も良かったです。つい完璧を求めがちですが、あと20点を追い求めると急激に時間がかかることが多いんですよね。

さらに、「チームのスピードを上げるには“型”が重要」という点も納得です。文章で説明するよりも図解を活用することで、誤解を減らして手戻りを防ぐことができます。次回のプレゼンでは、ぜひ図解を取り入れてみようと思います。

本書には「広げる質問と深掘りする質問」を組み合わせた「縦横質問」のフレームワークも紹介されています。このアプローチを使えば、相手とのコミュニケーションがスムーズになり、打ち合わせでも方向性を見失わずに進められると感じました。

一方で、エクセルやメールに関する部分については、人によっては「もう知っているよ」と感じるかもしれません。

特に、「メールは1回しか読まない」というルールは、外資系らしい合理的な考え方だなと感じましたが、実践するにはちょっとした勇気が必要かもしれませんね。

読者レビューからの声

Aさん
Aさん

エクセルの小技はありがたいけど、ある程度使い慣れている人には目新しさが少ないかも

Bさん
Bさん

メールの1回読みルールは理にかなっているが、実践には勇気がいる

Cさん
Cさん

仕事で成果を出すための思考術の入門としてバッチリ。小さな工夫を積み重ねる事が一ヵ月、一年経つと大きな差になる事を実感できました。

まとめ

『仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか』は、毎日の仕事を効率化し、成果を上げたいビジネスパーソンにぴったりの一冊です。

事前準備の重要性型を使った思考術習慣化の力など、すぐに実践できる具体的なノウハウがたくさん詰まっています。

仕事の無駄を減らしてプライベートの時間をもっと確保したいと思っているなら、ぜひこの本を手に取ってみてください。

書かれている小さな工夫を取り入れることで、今までとは違う結果を手に入れることができるかもしれませんよ。

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